平成29年6月
市橋 淳熙
今月の課題
「写真を構成する三つの要素」

今月の担当者は「塚本 さん」、3月に実施した早春の花「カタクリの花」
勉強会でのサンプルと目玉作品を紹介させて頂きます。
「塚本さん」の目玉作品、2点、


「カタクリの花」早春に、地上すれすれに咲く可憐な薄紫の花、人気が有るが
晴天の日が当たらないと花弁を開かない、その辺の特徴を捕まえて、撮る、

この作品は、地面すれすれからのアングルで背景を整理して花を浮き立たせている力作の一枚。

この黄色の「カタクリ」珍しい一輪で有るが、「日の丸」構図、この花一輪しか咲いていなく、
構図も工夫できない箇所、背景を整理して、アッピール、珍しい花を、貴重な一枚。

今月課題「写真を構成する三つの要素」

 主被写体×主題×まとめ方=写真作品、

 社友会「同好カメラ塾」を始めて、3年目を迎える、勉強会も30回を越して内容も充実しつつ有ります。

 写真の基礎で有る、露出、絞り、カメラ機能などは回を重ね時間を掛けて行けば、ある程度理解できる、ただ、構図は感覚的な要素が影響するため、悩んでしまう、被写体の一瞬を切り取る際に、瞬間的に「この構図法を使って、この被写体をこう配置して・・・」と考える余裕が無い事が多く、瞬間的にバランスの良い構図が作れるかは、センスと感覚的なものが要求される、そのセンスを磨くには写真を沢山見て(写真展、写真雑誌等)そのポイントを良く理解しておく事が重要で有る、そのセンスの良い構図を自分の中にストックしておき、自分の引き出しに増やしておく、撮影時、その都度、ケースバイケースで、その中より似たような構図を真似しつつ、上達して行く。

 撮影直面時、構図を考える前に、主題と主被写体を整理して考える、

「写真を構成する三つの要素」
主被写体(モチーフ)×主題(着眼点、感動の表し方)×まとめ方(画面構成、ボケ、 使用レンズ、フィルター等)= 写真作品、

  ・主題とは、作品を「どの様に撮りたいか」
・主被写体とは、画面の中でポイントになる部分、
・まとめ方、アングル、ボケ、使用レンズ、フィルター等どう活かすか、

 一二年撮影を続けて行くとカメラの基本機能等は分かってくるが、この構図を使って作者の意図をどう表現するかが大きなポイントになり壁に成ってくる、いろいろな表現力を使って見つけようと苦悩しつつ有るのが昨今の我々のレベルで、それぞれの作品に現れてきている。

「塚本氏作品サンプル」3点

この作品は、カタクリの特徴で有る、日が当たらないと花が開かない、これは、日陰の サンプルで
充分花弁が開いていない状態での撮影、しかも特徴を強調させるには カメラアングルが高すぎて
主役のモチーフが充分発揮されていなく背景をシンプル化した方が見栄えもして残念作

これも、花が反り返り特徴を捕まえているが、背景の整理、工夫と、
もっと近づいてアップで背景を消してみるのも一興、

この時期に咲く「ショウジョウバカマ」アングル的にはカタクリと一緒、
目線を低く、地面すれすれからの描写で狙って下さい。

今月の参考作品、「市橋」4点

次月号の担当者は「森 浩三さん」の作品を紹介させて貰います、お楽しみに。

 
以前の「同好カメラ塾」
 
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