世界一周クルーズ イースター島
2026年 1月11日
植木 圭二
█ 船旅ならでは
1月7日、太陽が真上に来るという日になっています。プールデッキに出て空を見上げるとほぼ真上で、影ができないという現象になります。
ご存じのように太陽の軌道は赤道を中心に南北それぞれ23度26分の北回帰線と南回帰線の間を往復しているので、
赤道を過ぎて南回帰線までの間でそのような現象が生じます。

【太陽が真上から射して影ができない】
タヒチを出て連日の1日23時間の時差調整日によって時間が早くなっています。
本日の日の出は8:04で、プールデッキで行われる毎朝のラジオ体操は7:15なので、真っ暗の中での体操になります。
それにしても連日なのでたとえ1時間ずつでも数日重なると睡眠不足になり、体内時計が狂ってきているようです。
夜は星空が綺麗です。数年前に南半球の船旅をした時には南十字星をいつも見ていましたが、今回はまだ見ていません。
ちなみに日本では鹿児島県の与論島がその北限なので、沖縄本島やその南では南十字星を見ることができます。
█ 船内イベント
乗船客には外国人も多いので英語、中国語、韓国語の通訳が21人乗っており、その紹介イベントがありました。
通訳たちは皆若い女性で、若い女性パワーを感じます。
外国語をどうして学んだかという話で、半分くらいが帰国子女などの家庭環境によるところですが、
残り半分は公立高校などで英語の勉強をして自分のものにしたということを話してくれました。そんな若者たちからパワーややる気を貰った気がします。
現在この船に乗っている6組、13人のミュージシャンによる共演ステージがあります。
普段は一緒に演奏しないような組合せもあり、弦楽器に加え、エレキギター、ドラム、ベース、ピアノ、オーボー、ギターの弾き語りなどが
一堂に会しての演奏は、大変魅力的で予想外に良かったというのが正直な感想です。
ひょんなことから船内で行われている俳句の会に入ることになり、週に1~2回で句会に足を運んでいます。
俳句は季語があって四季を楽しむものですが、ここは洋上でしかも南半球だから季節は逆転しています。
改めて日本文化と四季について考えさせられます。
█ イースター島
イースター島はオランダ人がこの島にたどり着いたのがイースター(復活祭の日)だったので、この名前が付けられたのですが、
現地の言葉ではラパヌイ島と呼ばれています。
島の人口は約7700人、周囲約60kmで、人口もサイズも伊豆大島くらいです。
島に近づくと、船からモアイ像5体が確認できます。やはりこの島はモアイ像の島で、島内には約1000体ものモアイ像があると言われています。

【船から望遠で撮ったモアイ像】
島には大きな船がつけられる岸壁がないために、船を沖合に錨を降ろして停泊させて、
救命ボートをテンダーボート(通船)にして上陸をします。

【救命ボートを降ろして上陸】
最初に訪れた「ハンガ・テエ・バイフ」は海辺にモアイ像8体がうつぶせに倒されています。
その昔に部族間対立があって、相手方のモアイ像を倒すというケンカが行われたと言われています。
従って島内のモアイ像は倒されているのが圧倒的に多いようです。

【倒されたモアイ像】
「アフ・トンガリキ」では海辺に15体のモアイ像が立ち並んでいます。その姿は実に爽快で、島内有数の観光名所になっています。
実はこの15体は、日本の会社が無償で重機を持ち込んで立て直したものです。

【15体のモアイ像】
モアイ像切り出し場跡の「ラフ・ララク」には製造過程のモアイ像が多く見られます。中には最大で21.6mのものもあります。
ここからどうやって切り出したのか、地元のガイドは一生懸命に説明してくれますが、私はどうも合点がいきませんでした。
そもそもこの島は謎が多く、他の陸地との距離は2000km以上も離れており、完全に南太平洋の孤島です。
ここに人間が移り住んだだけでも謎でしょう。

【切りだし途中の21.6mのモアイ像】
そして、その切り出した後のモアイ像も多く残っています。

【切り出された後のモアイ像】
「旅のチカラ研究所」のホームページを是非ご覧ください。
http://tabinotikara.com/index.html
植木 圭二