パナソニック電送社友会 会 員 便 り
世界一周クルーズ 目次
 
目次
 2025年12月19日寄稿 世界一周クルーズ 出航
 2025年12月25日寄稿 世界一周クルーズ ハワイ
 2026年01月03日寄稿 世界一周クルーズ タヒチ
 2026年01月11日寄稿 世界一周クルーズ イースター島
 
パナソニック電送社友会 会 員 便 り
世界一周クルーズ 出航
No.355
世界一周クルーズ 出航
2025年12月19日
植木 圭二
 

 12月15日、私は横浜港よりクルーズ船に乗って世界一周の旅に出ました。これから107日間の長い船旅になります。
 今回の世界一周クルーズは、私にとっては2度目になります。 前回は北半球を西回りで回りましたが、今回は南半球を東回りで回ります。

 その様子をこの会員便りで紹介していく予定です。 ただ衛星回線を利用しますので、回線は細く、多くの情報を送ることは難しいのでご容赦して下さい。

 船はパシフィックワールド号、7万7千トンです。飛鳥Ⅱよりも少し大きいサイズなので、プールなどの設備も充実しています。

 日本を出航して5日目、時速30kmほどで航行していますから、日本から約3000km離れました。これから暖かいハワイに向かいます。

 現在、日本との時差は2時間あって、進んでいます。そのため2回の時差調整日がありました。 具体的には1日23時間の日が2日あって、その日は就寝する前に時計を1時間進めるという作業になりました。 前回の世界一周クルーズは西回りだったので、25時間の日がありましたが、今回は23時間なので、何だか損をしたような気分です。


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植木 圭二
 
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世界一周クルーズ ハワイ
No.356
世界一周クルーズ ハワイ
2025年12月25日
植木 圭二
 

█ 日付変更線
12月21日、横浜を出航して1週間、その間に3回の時差調整日を経てきました。つまり日本との時差はプラス3時間です。
 そし本日、日付変更線を通過するので1日前になります。そのために明日も12月21日ということになり、 日本との時差はマイナス21時間になります。これは12月21日が2回あることなるので、この船ではこの2つの日を区別するために 本日は12月21日①として、明日は12月21日②と呼びます。

 このことによって今回のクルーズは107日間としていますが、それは日本にいる人にとってであって、実際に船に乗っている人に とっては108日間のクルーズになります。
 ただし総時間は変わりませんから。1日増えるのは、1日23時間を24回行っているからです。

 ちなみに西回りの世界一周では、1日25時間の日が24回あるので、日付変更線を越えると1日無くなります。

【日付変更線付近を航行した時の航跡と虹】

█ 緊急搬送
 ハワイに近づいたある日、昼過ぎにブリッジから「本線はメディカル搬送のために明日朝8時にヘリと合流して急病人を降ろします」 との船長の放送が流れました。
 これには船内が騒然としましたが、私にとっては過去にも別の船で同様なことがありましたので比較的冷静に聞けました。

 翌朝はプールデッキへの立ち入りが禁じられています。7階のウオーキングデッキには入れるので、見ているとヘリコプターが現れて、 船の上空でホバリングをしています。見事なまでのホバリングで、微速で航行している船の上でピッタリと止まっています。
 ヘリコプターはデッキにストレッチャーを降ろして病人を収容して、間もなく離れて行きました。そして船長から無事に搬送を 終えたことの報告がありました。

【ホバリングするヘリコプター】

█ ハワイ
 いよいよホノルルにやってきました。朝焼けのホノルルやダイヤモンドヘッドが私たちを迎えてくれます。 このような構図から朝日を見ることができるのはクルーズ船に乗っての来島だからこそでしょう。

【ダイヤモンドヘッドから出る朝日】

 ホノルル港で一時下船をします。そして路線バスに乗って30分、飛行場にやって来ました。 ここから飛行機に乗って約50分のフライトでハワイ島のコナに向かいます。

 そして事前に連絡を取っていたハワイ島に住む高校時代の友人が空港に迎えに来てくれており、 マニミオワリビーチにやって来ました。既に夕方ですが、海は青く澄んで、サーファーや海水浴客で賑わっていました。
 クルーズの途中で個人で飛行機を手配して、移動するのは私にとっては初めてですが、とても良い経験になりました。

【ハワイ島のマニミオワリビーチ】


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植木 圭二
 
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世界一周クルーズ タヒチ
No.357
世界一周クルーズ タヒチ
2026年 1月 3日
植木 圭二
 

█ ホノルルを出て
 12月26日夜、ホノルルを出港して3時間、船長からの緊急放送がありました。急病人が出たのでホノルルに引き返すということです。
 船はホノルル港に戻りますが、接岸せずにテンダーボートに急病人を引き渡します。横浜を出航してまだ10日余りで2件のメディカル搬送です。
この船の乗客数は1950人で、その平均年齢は70歳を超えていますから、いろいろなことが起こります。

【ホノルルのメディカル搬送】

 芸達者祭という船内イベントが開かれました。乗客の中で、芸達者と思う人がステージで歌や踊りなどの一芸を披露します。
 私も超満員の観客の前で、昔取った杵柄の落語を演じました。大学時代の落研でやっていたので実に50年ぶりに演じましたが、 何とか笑われました。
 それにしてもこの催しは芸達者と思う人の参加なので、町内会のかくし芸大会のレベルの人もいれば、プロ顔負けの人もいます。 いや実際にシンガポールで歌っているプロの参加もありました。
 このように年末年始に向けて、船内は盛り上がって行きます。

【落語風景】

█ 珍しい日の出
 珍しい日の出の3連発を紹介します。
 12月30日の日の出は6時05分、船上からその日の出を見ることになります。この日の出が珍しい理由は、この日の6時頃に赤道を通過するので、 まさしく赤道の日の出です。
 そして今回のクルーズでは“世界で最初の初日の出”が見られます。しかも初日の出を2度も見ることができます。
 それはこの船が12月31日の夜明け前に一時的に日付変更線を越えて、1月1日になるからです。これは日付変更線が一直線ではなく、 人間社会の諸事情によって出っ張っているということで発生します。
 そして再び日付変更線を越えて12月31日に戻ります。すると次の日は1月1日なので、これもまた初日の出になります。

【日付変更線の妙】


【世界で一番早い初日の出】

█ 年越しイベント
 12月31日の夜7時20分から船内のシアターでNHK紅白歌合戦が放映されます。ただし日本時間よりも19時間遅れているので、 19時間前に日本で放送されたものの録画映像になります。
 これが終わって、ビュッフェレストランでは年越しそばが提供され、その後はプールデッキでの年越しカウントダウンイベントが行われて、 新年を迎えます。

 元旦の昼には鏡開きが行われて、日本酒が振る舞われます。着物や浴衣姿の日本人、外国人も多くいます。私も和服で参加して酒を1杯いただきました。 鏡開きの他にも、おせち料理に初釜もあって、赤道直下の洋上で非常に珍しい正月になりました。

【鏡開き】

█ タヒチ
 1月2日、タヒチ島に上陸です。私は下船してモーリア島というタヒチ島の直ぐ近くの島にフェリーで渡りました。
 モーリア島には、綺麗なビーチがあり、いかにも南太平洋の島という感じがします。

【タヒチ島の隣のモーリア島のビーチ】

 そしてタヒチ島に戻り散策です。街は東南アジアのような喧騒の世界ではないですが、ハワイほど都会的ではありません。 それでも綺麗な海辺の公園が印象的でした。
 レストランで有名なHINANOビールを注文すると、生ビール1.5リッターが2850CSPですが、ハッピーアワーで半額になっています。 日本円では約2000円です。

 夕食前、船のシアターで本場もののポリネシアの音楽とダンスのステージがあります。 いわゆるタヒチアンダンスで、ハワイのフラダンスに似ていますが勢いがあってテンポが速く、女性だけでなく男性も加わるので、力強く感じます。
 そして男女が登場するので、男女のからみも多くあり、かなりセクシーな部分もありました。

【船内で行われたタヒチアンダンスのステージ】


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植木 圭二
 
パナソニック電送社友会 会 員 便 り
世界一周クルーズ イースター島
No.358
世界一周クルーズ イースター島
2026年 1月11日
植木 圭二
 

█ 船旅ならでは
 1月7日、太陽が真上に来るという日になっています。プールデッキに出て空を見上げるとほぼ真上で、影ができないという現象になります。
 ご存じのように太陽の軌道は赤道を中心に南北それぞれ23度26分の北回帰線と南回帰線の間を往復しているので、 赤道を過ぎて南回帰線までの間でそのような現象が生じます。

【太陽が真上から射して影ができない】

 タヒチを出て連日の1日23時間の時差調整日によって時間が早くなっています。 本日の日の出は8:04で、プールデッキで行われる毎朝のラジオ体操は7:15なので、真っ暗の中での体操になります。
 それにしても連日なのでたとえ1時間ずつでも数日重なると睡眠不足になり、体内時計が狂ってきているようです。

 夜は星空が綺麗です。数年前に南半球の船旅をした時には南十字星をいつも見ていましたが、今回はまだ見ていません。 ちなみに日本では鹿児島県の与論島がその北限なので、沖縄本島やその南では南十字星を見ることができます。

█ 船内イベント
 乗船客には外国人も多いので英語、中国語、韓国語の通訳が21人乗っており、その紹介イベントがありました。 通訳たちは皆若い女性で、若い女性パワーを感じます。
 外国語をどうして学んだかという話で、半分くらいが帰国子女などの家庭環境によるところですが、 残り半分は公立高校などで英語の勉強をして自分のものにしたということを話してくれました。そんな若者たちからパワーややる気を貰った気がします。

 現在この船に乗っている6組、13人のミュージシャンによる共演ステージがあります。 普段は一緒に演奏しないような組合せもあり、弦楽器に加え、エレキギター、ドラム、ベース、ピアノ、オーボー、ギターの弾き語りなどが 一堂に会しての演奏は、大変魅力的で予想外に良かったというのが正直な感想です。

 ひょんなことから船内で行われている俳句の会に入ることになり、週に1~2回で句会に足を運んでいます。
 俳句は季語があって四季を楽しむものですが、ここは洋上でしかも南半球だから季節は逆転しています。 改めて日本文化と四季について考えさせられます。

█ イースター島
 イースター島はオランダ人がこの島にたどり着いたのがイースター(復活祭の日)だったので、この名前が付けられたのですが、 現地の言葉ではラパヌイ島と呼ばれています。
 島の人口は約7700人、周囲約60kmで、人口もサイズも伊豆大島くらいです。

 島に近づくと、船からモアイ像5体が確認できます。やはりこの島はモアイ像の島で、島内には約1000体ものモアイ像があると言われています。

【船から望遠で撮ったモアイ像】

 島には大きな船がつけられる岸壁がないために、船を沖合に錨を降ろして停泊させて、 救命ボートをテンダーボート(通船)にして上陸をします。

【救命ボートを降ろして上陸】

 最初に訪れた「ハンガ・テエ・バイフ」は海辺にモアイ像8体がうつぶせに倒されています。
 その昔に部族間対立があって、相手方のモアイ像を倒すというケンカが行われたと言われています。 従って島内のモアイ像は倒されているのが圧倒的に多いようです。

【倒されたモアイ像】

 「アフ・トンガリキ」では海辺に15体のモアイ像が立ち並んでいます。その姿は実に爽快で、島内有数の観光名所になっています。 実はこの15体は、日本の会社が無償で重機を持ち込んで立て直したものです。

【15体のモアイ像】

 モアイ像切り出し場跡の「ラフ・ララク」には製造過程のモアイ像が多く見られます。中には最大で21.6mのものもあります。
 ここからどうやって切り出したのか、地元のガイドは一生懸命に説明してくれますが、私はどうも合点がいきませんでした。
 そもそもこの島は謎が多く、他の陸地との距離は2000km以上も離れており、完全に南太平洋の孤島です。 ここに人間が移り住んだだけでも謎でしょう。

【切りだし途中の21.6mのモアイ像】

 そして、その切り出した後のモアイ像も多く残っています。

【切り出された後のモアイ像】


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植木 圭二
 
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