世界一周クルーズ タヒチ
2026年 1月 3日
植木 圭二
█ ホノルルを出て
12月26日夜、ホノルルを出港して3時間、船長からの緊急放送がありました。急病人が出たのでホノルルに引き返すということです。
船はホノルル港に戻りますが、接岸せずにテンダーボートに急病人を引き渡します。横浜を出航してまだ10日余りで2件のメディカル搬送です。
この船の乗客数は1950人で、その平均年齢は70歳を超えていますから、いろいろなことが起こります。

【ホノルルのメディカル搬送】
芸達者祭という船内イベントが開かれました。乗客の中で、芸達者と思う人がステージで歌や踊りなどの一芸を披露します。
私も超満員の観客の前で、昔取った杵柄の落語を演じました。大学時代の落研でやっていたので実に50年ぶりに演じましたが、
何とか笑われました。
それにしてもこの催しは芸達者と思う人の参加なので、町内会のかくし芸大会のレベルの人もいれば、プロ顔負けの人もいます。
いや実際にシンガポールで歌っているプロの参加もありました。
このように年末年始に向けて、船内は盛り上がって行きます。

【落語風景】
█ 珍しい日の出
珍しい日の出の3連発を紹介します。
12月30日の日の出は6時05分、船上からその日の出を見ることになります。この日の出が珍しい理由は、この日の6時頃に赤道を通過するので、
まさしく赤道の日の出です。
そして今回のクルーズでは“世界で最初の初日の出”が見られます。しかも初日の出を2度も見ることができます。
それはこの船が12月31日の夜明け前に一時的に日付変更線を越えて、1月1日になるからです。これは日付変更線が一直線ではなく、
人間社会の諸事情によって出っ張っているということで発生します。
そして再び日付変更線を越えて12月31日に戻ります。すると次の日は1月1日なので、これもまた初日の出になります。

【日付変更線の妙】

【世界で一番早い初日の出】
█ 年越しイベント
12月31日の夜7時20分から船内のシアターでNHK紅白歌合戦が放映されます。ただし日本時間よりも19時間遅れているので、
19時間前に日本で放送されたものの録画映像になります。
これが終わって、ビュッフェレストランでは年越しそばが提供され、その後はプールデッキでの年越しカウントダウンイベントが行われて、
新年を迎えます。
元旦の昼には鏡開きが行われて、日本酒が振る舞われます。着物や浴衣姿の日本人、外国人も多くいます。私も和服で参加して酒を1杯いただきました。 鏡開きの他にも、おせち料理に初釜もあって、赤道直下の洋上で非常に珍しい正月になりました。

【鏡開き】
█ タヒチ
1月2日、タヒチ島に上陸です。私は下船してモーリア島というタヒチ島の直ぐ近くの島にフェリーで渡りました。
モーリア島には、綺麗なビーチがあり、いかにも南太平洋の島という感じがします。

【タヒチ島の隣のモーリア島のビーチ】
そしてタヒチ島に戻り散策です。街は東南アジアのような喧騒の世界ではないですが、ハワイほど都会的ではありません。
それでも綺麗な海辺の公園が印象的でした。
レストランで有名なHINANOビールを注文すると、生ビール1.5リッターが2850CSPですが、ハッピーアワーで半額になっています。
日本円では約2000円です。
夕食前、船のシアターで本場もののポリネシアの音楽とダンスのステージがあります。
いわゆるタヒチアンダンスで、ハワイのフラダンスに似ていますが勢いがあってテンポが速く、女性だけでなく男性も加わるので、力強く感じます。
そして男女が登場するので、男女のからみも多くあり、かなりセクシーな部分もありました。

【船内で行われたタヒチアンダンスのステージ】
「旅のチカラ研究所」のホームページを是非ご覧ください。
http://tabinotikara.com/index.html
植木 圭二