世界一周クルーズ ハワイ
2025年12月25日
植木 圭二
█ 日付変更線
12月21日、横浜を出航して1週間、その間に3回の時差調整日を経てきました。つまり日本との時差はプラス3時間です。
そし本日、日付変更線を通過するので1日前になります。そのために明日も12月21日ということになり、
日本との時差はマイナス21時間になります。これは12月21日が2回あることなるので、この船ではこの2つの日を区別するために
本日は12月21日①として、明日は12月21日②と呼びます。
このことによって今回のクルーズは107日間としていますが、それは日本にいる人にとってであって、実際に船に乗っている人に
とっては108日間のクルーズになります。
ただし総時間は変わりませんから。1日増えるのは、1日23時間を24回行っているからです。
ちなみに西回りの世界一周では、1日25時間の日が24回あるので、日付変更線を越えると1日無くなります。

【日付変更線付近を航行した時の航跡と虹】
█ 緊急搬送
ハワイに近づいたある日、昼過ぎにブリッジから「本線はメディカル搬送のために明日朝8時にヘリと合流して急病人を降ろします」
との船長の放送が流れました。
これには船内が騒然としましたが、私にとっては過去にも別の船で同様なことがありましたので比較的冷静に聞けました。
翌朝はプールデッキへの立ち入りが禁じられています。7階のウオーキングデッキには入れるので、見ているとヘリコプターが現れて、
船の上空でホバリングをしています。見事なまでのホバリングで、微速で航行している船の上でピッタリと止まっています。
ヘリコプターはデッキにストレッチャーを降ろして病人を収容して、間もなく離れて行きました。そして船長から無事に搬送を
終えたことの報告がありました。

【ホバリングするヘリコプター】
█ ハワイ
いよいよホノルルにやってきました。朝焼けのホノルルやダイヤモンドヘッドが私たちを迎えてくれます。
このような構図から朝日を見ることができるのはクルーズ船に乗っての来島だからこそでしょう。

【ダイヤモンドヘッドから出る朝日】
ホノルル港で一時下船をします。そして路線バスに乗って30分、飛行場にやって来ました。
ここから飛行機に乗って約50分のフライトでハワイ島のコナに向かいます。
そして事前に連絡を取っていたハワイ島に住む高校時代の友人が空港に迎えに来てくれており、
マニミオワリビーチにやって来ました。既に夕方ですが、海は青く澄んで、サーファーや海水浴客で賑わっていました。
クルーズの途中で個人で飛行機を手配して、移動するのは私にとっては初めてですが、とても良い経験になりました。

【ハワイ島のマニミオワリビーチ】
「旅のチカラ研究所」のホームページを是非ご覧ください。
http://tabinotikara.com/index.html
植木 圭二