2008年6月、幕張メッセで開かれたインターネット関連の展示会「インターロップ2008」を見学しました。 今年は環境への取組みが注目され、各社からグリーンITやエコ関連商品や取組み紹介が目立っていました。 パナソニックグループ展示でも、「どこでも会議」や「どこでも文書」などPCCの複合機や音声会議システムを活用したエコロジーの実現方法を訴求するなど、Co2削減を目指した社会の動向に合わせてその訴求方法が変わってきていると感じました。 また宅内のLANに置き換わるものとして電力線通信が拡がり初めていますが、PCCが推進するHD-PLCが大きなシェアを得ており展示やセミナーを開くなど相当に力がはいっています。
パナソニックグループの出展テーマは、「 ITソリューションで、 オフィスにくらしに 快適&エコ 」。
一番に目立つビジネスステージでPCCのオフィス関連ソリューションを展示していました。
ビジネス ステージではITを活用し、業務を効率化することが 「エコ」につながることを紹介 どこでも会議では新製品の「IP音声会議ホン」が簡単に使えることを実演。 なかなかクリアな音声で利用でき、さらにパソコン、ネットワークカメラを加えると簡単テレビ会議が簡単にできるので今後広く普及すると思います。
ステージでは「出張しないエコ」ができると訴求していました。
Wi-Fiフォンステージでは、インターネット利用で国際電話などが無料通話ができる「Skype対応のWi-Fi電話」が他社には無い面白い電話なので、今後注目したいと思います。
環境ゾーンではパナソニックグループと松下電工の総合力により、「ITソリューションのエコアイデア」として家・オフィス・ビル・街などで、環境ごとのエコアイディアを紹介していました。
IPv6に対応していることを表示する「IPv6 Ready Logo」取得でもNo1だそうです。
インターネットのアドレスが枯渇しつつありあと数年でいよいよIPv6の時代になりそうです。
くらしゾーンではビエラ・ディーガ連携でドアホンの画像がテレビで確認できるどこでもドアホンを展示。
ビエラと連携することで大きなセールスポイントになっています。
HD-PLCコーナーでは新製品の小型PLCアダプター展示しており、 インターネット・ネットゲーム・アクトビラ・オンデマンド映像を同時に実演。
またPLCモジュールや電力測定の応用品を展示していました。
HD-PLCをアピールするため、セミナー会場でHD-PLCアライアンス小林会長(PCC・PLC標準化・アライアンス推進室長)による講演を開催。
テーマ「高速電力線通信(HD-PLC)の世界の最新事例と標準化動向について」に多数の参加者が集まっていました。
PCCとなってからは商品の幅も拡がり、会社がどのような動向をしているかわかりにくい面もありますが、このような展示会を見ることでその方向などが見えてくると思います。 PCCは「インターロップ」の他にも「CEATEC」など年に数回は大型展示会に出展しているそうで、機会が有ればまた報告したいと思います。