1979年、私は当時の松下電送機器に入社し、ファクシミリ研究所に配属になりました。
その研究所の同期の連中とは毎年旅行に行っており、今年も大阪へ忘年会を兼ねて1泊2日の旅行をしてきました。
█ コテコテの大阪
大阪といえば、吉本興業です。その劇場「なんばグランド花月」は858席もありますが、
平日の昼席だというのに何と超満員です。もちろん予約していましたので入れましたが、大阪のお笑い人気の高さが分かります。
なんばグランド花月の近くには道頓堀があります。非常に多くの外国人観光客が集まっています。
道頓堀をクルーズする遊覧船も出ています。遊覧船に乗り込むと、
日本人は完全に少数派なので案内役の女性クルーは主に英語の案内をしてくれます。
コテコテの大阪のつもりが、外国に来たような錯覚に陥ります。
【道頓堀クルーズ】
█ カニ尽くし
宿泊は大阪の保養所で、この季節の大阪は何と言ってもズワイカニでしょう。そのため保養所の“カニ尽くしプラン”を予約しました。
料理は期待通りでカニのオンパレードです。これには同期の連中も大満足です。
それでも「お互い若くないのに、よく食ったよ」と言いながら持参した何種類もの薬を飲む姿は、時の流れを感じさせてくれます。
【保養所のカニ尽くしの夕食と乾杯する同期のメンバー】
█ 大塚国際美術館へ
翌日、大阪から高速バスを利用して淡路島を経由して約2時間で徳島の「大塚国際美術館」に着きます。
ですからここは大阪から日帰り圏内の新たな観光スポットになります。
大塚国際美術館は、約1000点の西洋名画を本物と同じ大きさの陶板で複製し展示しています。
展示物は全て複製品ですが、精巧に複製しているので素人には見分けがつきません。
写真撮影もOKで、手で触れることもでき、2000年以上劣化しないメリットもあります。
入館するとすぐにシスティーナ・ホールがあります。このホールで2018年のNHK紅白歌合戦で歌手の米津玄師が生中継したことでも有名です。
この美術館は順路だけでも4kmもあり、順路通りに歩いても1時間かかります。これをいかに効率的に巡るかがポイントでしょう。
とにかく知っている西洋名画は全て観ることができます。逆に自分はたったこれだけしか知らないことにがっかりしてしまいます。
【大塚国際美術館のシスティーナ・ホール】