「あなたも本を出版できますよ」と言われても、
「お金がかかって、無理でしょ!」と思っている方いませんか
私が今まで130作以上の旅行記を書いてきました。
今回、その旅行記を活かして新たな分野に挑戦という意味で本の出版に踏み切りました。
出版費用も約5000円と驚くほど安く抑えることができましたので紹介したいと思います。
█ 本の出版
本を出版することは物書きを生業としている人はもちろんのこと、社友会会員の皆様はじめ、ある程度の年齢になると自叙伝を残したいという人も多いかと思います。ただ、本の出版はハードルが高いと思っている方が大多数だと思います。
本を出版する方法は、大きく分けて「商業出版」と「自費出版」になります。
商業出版は出版社が費用を負担して出版しますので、費用は掛からずに売れれば印税が入ってきます。有名人が出す本はほとんどこの方法です。
一方で自費出版は費用を自分で負担する必要がありますが、自由度が高く、内容や販売価格なども自分で決めることができます。ただし従来の自費出版はある程度まとまった部数の印刷が必要で、そのために高額な費用が発生しました。
ところが昨今の印刷技術の進歩でオンデマンド印刷ができるようになって、格安で出版することが可能になりました。オンデマンド出版は、注文された部数のみ印刷するためにコストを抑えられるからです。ただし大量印刷に比べて1冊あたりの単価は多少高くなります。
█ 私のとった方法
今回私もオンデマンド印刷を利用して出版に踏み切りました。
このようなニーズに対応するために既に世の中にはいくつかの会社が存在します。インターネットで調べると何社か出てきますが、主な会社は以下のものです。
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∞books(むげんブックス)
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MyISBN(マイアイエスビーエヌ)
- パブファンセルフ
- 金風舎
どこも似たようなものなのですが、少しずつ違っています。それは出版費用の他に本のサイズ、ページ数、最低販売価格、ISBN番号付与などです。
私はMyISBNを選んで出版作業に入りました。選んだ理由は出版費用の他に、WORDで執筆できるので今までの旅行記がそのまま使えるからです。
█ 実際の結果
実際の本の出版については、MyISBNのサイトに登録すれば、その後は丁寧に説明ガイドしてくれます。簡単に書くと以下のような流れになります。
- サイトに登録、本の名前登録
- 本のサイズ、縦書き横書きを選択、WORDの文字数や余白などを決定
- WORDで執筆、もちろん写真(カラーも可)も文書の中に貼り付けられます。
既に執筆したものがあれば上記サイズに変更して、PDFに変換して出稿
- 表紙は写真やイラストを入れてパワーポイントで作成、PDFに変換して出稿
- 本の種別や紹介文を入力、出版費用5478円入金
- 約3週間後に出版で、購入可能
こうして私の初めての著書「遠い世界に旅に出よう」が出版されました。アマゾンや楽天ブックスで1冊から購入できます。「著者名または書名、本」を入力してGoogle検索すると普通に出てきます。
ISBN(国際標準図書番号)が付与されていますので、この番号で世界中の書店で購入可能です。
今回の出版にあたって気を付けたこと3点を書いておきます。
まずは引用分や写真などが著作権に抵触しないか、かなり気を使いました。WEBの場合は直ぐに削除できますが、本はそれができないからです。
本の内容は、読者層と遡及ポイントを意識しました。私と同世代の中年夫婦が行き易い旅行会社のツアーを利用したものとして、なるべく非日常性の高い海外の東欧、南米、モロッコ、インドを選びました。
分野の違う3人の友人に校正を依頼しました。自分では気が付かない“てにをは”以外にも思わぬ勘違いも指摘してくれました。
今回出版した本の表紙です
以上、本の出版について書きましたが、その元になった130作以上の旅行記を公開しています。「旅のチカラ研究所」のホームページの旅行記を是非ご覧ください。
http://tabinotikara.com/index.html