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東ヨーロッパの中でも東の端、ルーマニアに行ってきました。ルーマニアで有名な人を3人あげると吸血鬼「ドラキュラ」、女子体操の「コマネチ」、そして「チャウシュスク元大統領」でしょう。
そんなあまり知られていない国に行ってきましたので紹介します。 |
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■ブラン城
ブラン城はドラキュラのイメージにピッタリの城で人気の観光スポットになっており観光客でごった返しています。
城は4層構造で内部の階段は入り込んでおり、秘密の通路などもあって戦乱の中世ヨーロッパの要塞としての城というものが良く分かります。
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■ブラン城の内部
そのブラン城の内部は中世貴族の生活がうかがえます。中庭があってそこには井戸もあり、その中庭を四方から見下ろすよう2階以上の階には回廊があります。
城の外部と内部の造りの違いを鮮明にしています。部屋の数は30くらいで、どの部屋も中世ヨーロッパの貴族の生活を感じることができます。 |
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■ドラキュラ
ルーマニアと言えばドラキュラが有名ですが、吸血鬼ドラキュラは小説の中の話で当然実在しません。ただしモデルは15世紀のルーマニア南部に住むヴラド3世とされており、ドラキュラという名前はヴラド3世のニックネームです。
実在したヴラド3世はオスマン帝国の兵士から「串刺し公」と呼ばれていました。彼はオスマン帝国との戦いで敵の士気を失わせるために捕虜にしたオスマン兵を身体ごと串刺しにして見せしめにしました。その残忍さから串刺し公と呼ばれるようになり、作者に吸血鬼ドラキュラを連想させたのかもしれません。
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■ペレシュ城
ペレシュ城はヨーロッパで一番綺麗な城だといいます。私たちが行ったのが夕方で残念ながら中に入ることはできませんでしたが、それでも綺麗な外観をしているので結婚式の写真撮りに来ているルーマニアの花嫁もいました。
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■シナイア僧院
ペレシュ城の近くにシナイア僧院があります。17世紀に建てられた古い教会と19世紀に建てられた比較的新しい教会があって写真は19世紀のものです。この教会の中のフレスコ画は大変素晴らしいものでした。 |
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■シギショアラ
シギショアラはドイツ人が造った小さな要塞都市です。街の中心部にはドイツ人が住み、その周辺にルーマニア人が住み着いたので、街外れにルーマニア正教の教会があります。写真の白い建物がその教会です。 |
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■中世の街並み
シギショアラの街の中心にある時計塔に登ると街並みを眼下に臨むことができます。まさしく中世ヨーロッパの街並みなので、昔の人も同じ景色を見ていたことに感激してしまいます。
ここからローマまで1096kmというプレートがあり、その距離は東京から直線では稚内くらいまででそんなに遠くではありません。 |
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■ブラショフ
ブラショフはルーマニアのほぼ中央に位置し観光の拠点になっている都市で、時計台の旧市庁舎がある大きな広場を中心に街が広がっています。広場の近くには大学があるので若者も多くいて活気がある街です。 |
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■黒の教会
ブラショフにある黒の教会はゴシック様式のプロテスタントの教会です。高さは65メートルもあり、14世紀に約100年間もかけて造られました。なぜ黒の教会かというと17世紀の戦争によって外壁が黒焦げになったことからそう呼ばれています。 |
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■ブラショフの公園
ブラショフの旧市街地を散策しますと、いろいろな動物のオブジェがたくさんあります。紅葉の季節とうまくマッチして楽しい時間を過ごせます。私たちが訪問したあと2週間くらいするとこの一帯も雪に覆われるそうです。 |
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■国民の館
ルーマニアで有名な人物「チャウシュスク元大横領」は貧困にあえぐ国民を圧政で押さえつけ自分の富を築いていった大統領です。ソビエト連邦崩壊により国民の力で倒され大統領夫妻が捉えられ処刑される映像は全世界に衝撃を与えました。
その富の象徴が多額の税金をつぎ込んで作った宮殿「国民の館」で、贅の限りを尽くし高さ84m横幅275m、地上10階地下4階、部屋数は3100以上もあります。 |
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これらの詳細な旅行記は旅のチカラ研究所のHPに公開しています。是非ご覧ください。 |
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