東京から乗船なさった夫婦は、年齢が私と近く、親しみやすい人たちです。この二人は、3年半前の南回り世界1周と今回の北回りに乗船なさったのですが、同じ船に2回連続で乗り合わせたのも不思議な縁です。今年だけでも既にスペイン、ロシアに旅で出かけ、下船後はアメリカにも旅するとのことです。ストックホルムからノルウェーに鉄道で移動するオプショナルコースに申し込んでおられ、2人で人生をとことん満喫しておられる、うらやましい夫婦です。都内のご自宅と八ヶ岳にある別荘への訪問も約束しました。お二人のような素敵な人生の過ごし方が実現できるように、私に似合いの女性を紹介してくださいとお願いしました。
上海出身の中国人ですが、日本に40年も住んでいる男性と仲良くなりました。アメリカ株で儲けたそうであり、配当だけで年間600万円入り、保有株の価値は10億近く、お金の使い道に困っているようでした。風変わりな人ですが、私に無い面を学べそうであり、都内の自宅に訪問するなどの付き合いを続けることを約束しました。
都内豊島区在住で前回の旅でも一緒だった70代の女性は歌が好きで、船内カラオケや歌声グループに欠かさず参加していました。豊島区にはカラオケ設備がある公民館が20か所あり、そこを最大限に利用しているそうです。
アルカイダというあだ名の、ウイグル人と間違えるような風貌と体裁の70代前半の男性は12回目の乗船ですが、生き方・ものの見方で参考になる点がありました。
大阪の「てっちゃん」は83歳ですが、確か、9回目の乗船です。前回乗船したときも一緒であり、何事にも興味をもって参加する明るい老人です。前回はエアロビクス教室でいつも最前列に陣取り、足をばたつかせていて人気者でした。今回はサルサの練習に参加しているそうです。大阪で不動産業をやっておられ、今は「息子の代」とのことですが、今回は「浪速のトランプ」というニックネームをもらいました。正に、人生を謳歌しておられます。 |