英語だけの船内講演会で同席したシンガポール人(インド系、中国系など多様)に聞くと、乗船した理由は安い値段で世界1周旅行ができることだそうです。食事は、依頼すれば特別対応してくれると言っていました。因みに、英語だけの船内催し物は日本人以外が多数を占め、日本人参加者は、外国生活を経験したり、英語に触れる機会が多い仕事をしていた人に限られます。
船内では、寄港地以外は、朝から晩まで多種多様な催し物があり、退屈しません。日本でも知られた学者や報道関係者などによる講演会、自主企画と称する乗客主催のサークル活動など様々な企画が目白押しであり、勉強になります。
社交ダンス、ヨガ、気功、太極拳、尺八教室、オカリナ教室、詩吟クラブ、日本舞踊サークルなどが数えきれないくらいあり、前日の夜に配られる船内新聞の日程表を検討して翌日の過ごし方を決めることが出来ます。もちろん、ラウンジで1日中編み物をしたり、切り絵をしたり、写経したり、本を読んだり、何もせず海を眺めて過ごすこともできます。この多様な船内活動がピースボートの魅力です。
湿度も測れる寒暖計を持参しました。部屋は温度25−27度、湿度50−65%に設定されています。但し、例外もあり、バルト海に入ると湿度が30%を切る日が数日続きました。この期間に風邪の症状を訴える乗客が激増し、マスクをした人が目立ちました。洗濯物がすぐに乾くのですが、空調設備にトラブルがあったのかもしれません。いずれにしても、湿度と風邪ひきの数には相関関係がありそうです。 |