歩こう会

第49回歩こう会「本所・両国探訪」 

平成28年12月
倉田 達郎

 去る12月3日(土)、晴天に恵まれ9名が参加し、 賀井さんが若き日を過ごされた東京・両国界隈を案内してくれました。

 両国は、忠臣蔵や北斎、勝海舟らに因む史跡、 また国技館、慰霊堂、相撲部屋など数多くのスポットがあり、 名案内で詳しく江戸時代から昭和に至る歴史・遺構など興味深く楽しみました。
 朝10時、両国駅集合。 まずは京葉道路(靖国通り)沿いの、芥川龍之介・生育の地を皮切りに、 勝海舟生誕の地では明治維新に関わる著名な人物像(写真・解説)に触れ、 さらに忠臣蔵の討ち入り舞台、吉良低の表門、裏門跡地などを巡りました。

 相撲部屋では、井筒部屋、春日野部屋を経て、 再び京葉道路(靖国通り)に出ると、隅田川にかかる両国橋でした。

 両国橋近くの猪料理、老舗料亭から、動物供養もする回向院を経由し、 かつての関取名をかざす、いくつかの「ちゃんこ鍋店」がある裏通りを抜けて両国駅へと戻りました。


 総武線、両国駅の南側10数か所ものスポットを要領良く歩き、11時半過ぎ、駅前のホテルで豪華な会席膳の昼食をとりました。

 ぽかぽか陽気の両国国技館前で、相撲の初場所の前売券発売に並ぶ列を見つつ、安田庭園(休業中)のわきを抜け、東京慰霊堂、復興記念館で、1923年(大正12年)の関東大震と1945年(昭和20年)の東京大空襲での惨劇を後世へ伝えようと、衝撃の映像や写真、絵画、遺留品の数々に接しました。

 身元不明の15万体以上が納骨されているという慰霊堂で参拝後、清澄通りを渡って北斎通りへと行き、
相撲の始祖といわれる野見宿禰(すくね)を祀る神社、
11月オープンしたばかりの「すみだ北斎美術館」へと歩きました。

 約20分並んで入館し、葛飾北斎の絵画や書簡など、館内で多くの人とともに見学し、30分後、同美術館前の公園に再集合しました。

 最後は、江戸東京博物館を通り過ぎて両国ステーションギャラリーに到着。 駅中から昔の汽車ホームを覗き、 かつて房総方面の玄関口として機能した駅の写真など見て、そこに立ち並ぶ居酒屋の一軒で反省、慰労会へ。

 まだ午後2時でしたが、1万2000歩超の成果以上に 歴史、人物像などを思い描く楽しみを感じさせて頂きました。
賀井さん、ありがとうございました。
 
アルコール会報告
    昼呑みセット¥1000.でビール中瓶に御摘み3点付きのお安さでした。

  次回も賀井さんの案内で都内の開催地、開催日も決まりました。

  次回は、第50回目の開催となりますが年明けにHP案内します。

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