歩こう会

第42回秩父夜祭と花火 歩こう会に参加して

平成26年12月
大橋 裕三

 先週12月3日水曜日に埼玉県秩父市にて「秩父夜祭」見学を兼ねての歩こう会を開催しました。
 今回は 遠方なのと師走の忙しい時期と重なり、更には相当の寒さが予測される夜祭ということもあって参加者は、たったの4人という歴史始まって以来の最小人数ながら十分盛り上がり楽しんできました。
 横浜の自宅を9時過ぎに出発して池袋から西武鉄道の特急の当日券をGetしたにも関わらず終点の西武秩父駅に13時着で4時間を要しました。
 駅頭に出ると、そこはもうお祭り一色で広場では太鼓・笛・鉦の音が響きわたり、特設のテーブル・椅子が並べられ屋台が店を連ねて大混雑です。

 定刻精鋭メンバーが揃い まずは御祭りの起源である秩父神社に参拝することで出発です。
ところが1Km程の参道は行く人、戻る人、商店街の店先での商売、夜店がズラリで大混雑、仲間ともはぐれそうです。
 ようやく、神社に到着すると参拝の行列です。まるで初詣の元日のようです。 秩父神社は、なんと御鎮座2100年との看板があり「え!紀元前からあるの?」と驚きでした。
 神社境内には神楽殿があり、国の重要無形文化財に指定されている神代神楽が奉奏されており国造りの神々の物語が披露されてました。 
 その隣では、本日の目玉でもある笠鉾・屋台の一つ「宮地屋台」が出発準備中で真近で見れました。高さ約6.5m 重さ12トンもあり、精緻な彫り物や水引幕の刺繍、金箔に漆塗りと大変豪奢なものでした。日本三大曳山祭りのひとつで、”動く陽明門”とも比喩されているだけありました。



 神社の参拝・見学終了ですが時計は まだ3時過ぎです。歩こう会の目的は歩くことですが本日は歩行困難でもあり、夜の屋台巡行と花火大会開始まで腹ごしらえと寒さ対策のガソリン補給をすることに即決(歩コール会に切替)、駅前の居酒屋チェーン店を見つけて入店すると 丁度一席空いており、早速 乾杯です。
 2時間後そろそろ暗くなり、店も混んできたためまだ飲み足りない感じでしたが店内で防寒対策に御色直しして歩こう会の再開です。

 外に出ると更に人・人・人・・・・、夜店、夜店、夜店で全国の香具師(やし)が全部集まって来たのではないかと思われるほどです。
ようやく混雑を避けて裏通りに入ると 何と懐かしい看板を発見!烏帽子会発祥地 辻堂の「スナック洋子」が閉店後こんな所に引っ越したのか?  思わず シャッターを切りました。(笑)

 さて、見通しの良い所に陣取り、巡行が通るの待ちますが中々来ません。 深々と冷え込んできて周りは立ち見の人でぎっしりです。ようやく7時に花火の開始です。 それに合わせて笠鉾・山車が見えてきましたが、中々進んできません。
 我々が立っているところの十字路を左折するた めの準備と交通整理に時間が掛かってます。 やっと到着すると目の前でテコ棒2本を使って回転させる「ぎり回し」が始まりました。
 左手は山車、右手上空には大花火の連発に次ぐ連発、帰りの時間も迫ってきて時計も見ながら見学も大忙しです。
 それにしても冬の大花火を目の前で見れて感動ものでした。 (カメラor腕が悪いため写真は 上手く撮れませんでした。)

 まだ、まだ巡行と花火は これからという時間帯ですが 終電に間に合わせるため切り上げざるを得ません、まさしく後ろ髪を引かれる思いで9時前の電車に乗車。
 それでも帰宅したら午前様で、1万1千歩の歩こう会でした。翌日のTVで20万人以上の人出があったとのことでし た。

 来年は更に 歩こう会を盛り上げますので 皆様の参加を御待ちしてます。  良い歳を御迎えください。

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