歩こう会

第34回歩こう会

深緑の奥武蔵路ニ名山巡りと蕎麦喰いの旅

平成24年6月23日(土)
依岡  達生
 

  六月、梅雨真っ最中の時期に山歩きを計画、開催が危ぶまれておりました。案の定週始めには台風四号が駆け足で過ぎて行き、続いての低気圧でも思いっ切り雨降りの日々もう中止にしなければと考えていましたが、当日は何と?トレッキング日和(あつい日射しの無い曇天です)湿度は少々あるもののちょうどいい気温です。

 10時に西武線飯能駅に集まった六人の古武士(?、最初はとても威勢が良いのですがあとが続きません)元気に出発です。飯能と言えば小生の様な洗練された都会人(?)はスンゴック田舎でトレッキングやハイキングの中継地だけの町だと思っていましたが、何のなんの結構大きな町になって居ました。

 (池袋まで準急で一時間ですからベッドタウンにはもってこいの町です)商店街を抜け住宅街を山に向かって進むと


 天覧山登山口です。

 ここからは急な勾配を登っていきます、しかし急な勾配と言ってもたかだか200m次はそこそこの山でたいした事はないのにもう古武士は息が上がり頂上手前の平地で休憩です。

  「さあ出発」の号令に「エッ!頂上まで登るの」の声(何しに来たの?後20mも行けば頂上なのに)、「もう出発?後1分有るのに」(5分休憩をチョット速めただけなのに)不満タラタラの古武士達を宥めすかして頂上に到着。

 湿気の多い日でしたので眺望はイマイチですが飯能から池袋方面が一望出来ます。

  昔、明治天皇がこの山に登り近衛師団の長く続く野戦訓練を視察した際、大変眺めが良かった事を喜ばれたので天覧山の名前がついたそうです。

一息ついて次は難関の多峯主山攻略です(天覧山より70m程高いだけですが)。
杉林を抜けて最後の登りにかかります{林さん写真4をいれて下さい}、ここでまたまた古武士達の愚痴が始まります、「足が痛くなって来た」だの「もっと楽なルートは無かったのか」又、頂上付近の長く続く石段 を見て 「ナンデこんなところに石段が有るだ!」





(ワシそんなこと知らんがな)と不平の嵐が吹き荒れる中、頂上征服(征服などと大袈裟な!エベレストに登った訳じゃあるまいし)。
頂上の古武士達の記念写真に写った笑顔は登頂の喜びの為ではなく、下山後に飲むビールの話で盛り上がったからです。

 多峯主山からは緩やかな下り坂で飯能市街までは3?40分の行程で、ビールが待っているとあらば足取りも軽くなります。

 }登り道ではあんなに「ヒイヒイ!」言っていたのに、「こんな道なら10キロは歩ける」とか「もう少し距離が有ってもいい」などと言いたい放題、現金なおじさん古武士たちです。

 途中どんなに雨が降らなくても絶対涸れないという「雨乞い池」がありましたがたいしたことがなかったので素通りです。

 街中に到着したのが12時半がすぎていました、そして目的の蕎麦屋を探し回って1時に漸くビールで乾杯!

 早速日本酒も入り盛り上がっています。

 しかしこの店、親爺が一人でやっていて頼んだものがなかなか出て来ません。

 イライラしながらメニューを見ているところです。

 それでも最後は何とか定番のざる蕎麦を全員が啜てお開きになりました。

パナソニック電送社友会 歩こう会 事務局
 
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