歩こう会

第31回歩こう会

越生町、柚子の郷散策と温泉ハイキング報告

平成24年1月28日(土)
依岡  達生
 

  平成24年最初の「歩こう会」、年のはじめの一月に開催しなければ又前年の轍を踏むことになりそうなので人数が少なくとも実行しなければとの今回必死の覚悟で望みました。案の定参加希望者が5人、「人数が少ないので辞めようか」との声もありましたが贅沢を言ってはなりません前回は何せ、総勢四人でしたから …
  さて今回の当初のテーマは表記の通り でしたが出発の数日前にテーマ変更です。柚子の郷+温泉、そこに「美味しい蕎麦喰いを楽しむ」を追加。まぁ〜何と言う「柔軟な発想」、「臨機応変な思考」と絶賛の嵐!その反面「無策」「行き当たりばったり」との批判も有りますが、取り敢えず出発進行!

  当、1月28日は全国的に寒さが厳しい時期で有りましたが、少しだけ暖かな朝でありました。10時過ぎに集合場所の東武鉄道武州長瀬駅に着くと、何と?、当日飛び入りで参加者が待っていました。

 しかも二人で!「何と言う大胆不敵さ」「怖いもの知らずさ」でしょう。
 企画者にとってはこんなに嬉しいこと事はありません、大歓迎であります。


当日、この会の怖さも知らず参加の鶴尾さん、伊福さん
 駅からは越生温泉センターのバスで山の麓の温泉に到着、そこから尾根伝いに柚子の郷に向かって登って行きます。ここからは何と言っても心強いのは前日今回のコースを歩き、蕎麦屋で試食までして呉れたプレゼンターの古野さんがいることです。彼を先頭に進めや進め!
 急勾配を登ると展望台につきます。寒い日ではありましたが、若干霞がかかっていたのは残念でしたが、武蔵平野を眺望出来遠く浅草のスカイツリーを確認することが出来ました。


 峰の道は樹々に覆われ奥武蔵の面影が残り東京のすぐそばでもまだ自然がかなり残っています。

 また、週始めに降った雪があちらこちらに残っていて山深さを感じました。


 木立ちを抜けると「柚子の郷」である柚栽培林に出ます。柚子の旬の時期は分かりませんが、地上に柚木立ちを抜けると「柚子の郷」である柚栽培林に出ます。

 柚子の旬の時期は分かりませんが、地上に柚子がたくさん落ちていて少し盛りが過ぎているのかも知れません。

柚子畑を抜けると頂上付近に桂木寺があります。参拝休憩です。

山の付近の桂木寺で「一休み」と言っても記念撮影をしただけで出発です。

 何せ時間は12時半を過ぎており、山奥の手打ち蕎麦屋に向かって心は急いています。
「蕎麦屋まで何分で着くか?」との問いに、古野プレゼンターから「あと三十分」との回答、嬉や嬉や、心ココにあらず早く蕎麦屋で一杯やりながら蕎麦を堪能したいとの思いで山道を抜け、勾配のある舗装道路を登り下がりして「あとどの位?」の問いかけにプレゼンターからの回答はまたもや「あと三十分」?アレレー?何か変だな?と思いつつ腹の空いた意地汚いおじさん達は転けつまろびつあとに続きます

 漸く「あと五分」とプレゼンターの声に全員ニンマリ!するとGPS持参の佐々木さんから不吉な言葉が「アレー目的の蕎麦屋と違う方向に歩いている」まま、まさか!今日の為に昨日歩いてくれた古野プレゼンターが間違えるはずがない、それにここまで来たら引き返す気力も失せて古野プレゼンターにすがるばかりです。

 しかし、さすがのプレゼンターも不安になったのでしょうか「調べて来る」と言って駆け降りて行きます。残されたおじさん達はダラダラ歩きつつ、先程までのプレゼンターへの感謝の気持ちはドコヘヤラ不平不満の爆発。マア何と大人気ないおじさん達!
暫くして「間違えた!」と古野プレゼンターが完全降服。今日の最大のイベントここに終熄ジャンジャン!

 この頃から天に見放されたのか風が強くなり大変寒くなって来ました。観光センターのような建物を見つけたので休憩を取ることにしました、が!またも運悪く本日休館。

  仕方なく外のベンチで僅かばかりの食料を分け合い淋しい休息のひと時です。

 そこから越生温泉センターはもうすぐです。皆肩を落としながら進むとレストランンのような食堂のような店発見、蕎麦も有ると書いて有ります、スワッ!とばかり店に突入

  「酒だ、蕎麦だ」と注文したものの店員の接客が悪く不完全燃焼で店を出て最後の頼みの綱、越生温泉に全てを賭けます。

  越生温泉センターはお客さんも多く賑やいでいて大変好い温泉でした。風呂上りの一杯を飲んでいる写真を見て頂いたらお分かりいただけると思います。

 さて、だいぶ長い報告になってきましたが皆さんこの辺でんで終わると思いますか?  残念ですがまだあります。

  失策をした古野プレゼンターは謝罪の気持ちがことのほか強く、食堂での飲み代を負担して尚且つ我々を駅まで車で送って頂けるとのこと、ありがたくお言葉に甘えました。

  送って頂いた古野プレゼンターとお別れして駅を見ると何だかえらく小さな駅舎、良く良く見るとそれはJR毛呂(もろ)と言う駅で都心に向かう電車は一時間に一本有るか無いかの、JR何線かも分からない田舎の駅でした。

 「これはいかん!家に着くのが夜中になってしまう」慌てて駅前のタクシーに乗り朝集合した武州長瀬駅に、やっと普通に帰れます。

 「こんな事になるのだったら温泉センターからタクシーで戻れば良かった」と、イタチの最後屁の様な排気ガスを排出しながら帰って行った古野プレゼンターに罵詈雑言……   でも、今日は色々有って凄く愉しかったヨ!古野君!  古野君に感謝,感謝。

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