歩こう会

第28回歩こう会

玉川上水取水堰ハイキング報告

平成22年4月24日(土)
依岡  達生
 

  4月24日の「歩こう会」は前々回の東京下町散策に続いて神奈川圏外の旅です。

  前日まで二日間に亘って冷たい雨が降り続き開催が心配されましたが、当日は素晴らしい天候に恵まれ楽しいハイキング日和になりました。

 集合場所はJR小作駅(「おざく」と読みます、東京都の北西、JR羽村駅の西隣です)に集合、参加者は11名(内訳、時間内に来れた人10名、自転車で来た人1名JR線事故遅延のため来れなかった人2名)です。

   住宅街と畑を抜けると阿蘇神社(東京都指定有形文化財)に到着、多摩川が横を流れロケーションは素晴らしいです。

 阿蘇神社は歴史が大変長く推古天皇のご信託により創建(601年)と書いてあります、「1400年も存続しているとはホントかどうかは別にして、大したもんだご利益もあるに違いない、賽銭もチョット多めにしておこう」そこで参拝後記念写真。



 神社に行けば次は当然お寺さん、臨済宗・龍珠山一峰院です。応永31年(1424)開山で色々由緒あるものが有ります。

 「エッ!色々由緒ある物を書けッテ!ウーンでは紙面も不足するので一つだけ寺の山門は鐘楼と一緒になった珍しい建築様式です、振り返って観ている表情から珍しさを想像してください」

 山門を出ると目の前はチューリップ畑、最盛期は過ぎているようですがなかなかのものでしょう。

  チュウリップ畑には地元の人の産直販売の露店が出ていて賑っていました。

  畑を過ぎて多摩川堤にたどり着きます。

  この辺りの堤は桜の木が数百メートルにわたり植えられていて花見シーズンには大変賑うとのことです。


 「歩こう会」の花見時期には是非頭に入れておきたい宴会場所、アッ間違えたコースです。 残り桜を見ながら少し歩くと早めの宴会、違う、違う楽しい昼食です。」

 最近「歩こう会」に参加するようになった年食った新人があろうことか神聖な「歩こう会」を「飲もう会」と勘違いして昼食は宴会バージョンになっています。

 このような事態に対して会の世話人の一人として悩み、苦慮し、楽しみ、アアッいかんつい本音が……。 

 しかしワシら社友会員これから先そう長い訳でなく、元気なうちが華だから楽しめるときは大いに楽しまなければ。

 どうです、楽しく歩いて、飲んで、語っての「歩こう会」に皆さん参加しませんか。

  食事の後はいよいよ上水取水堰です。承応元年(1654)江戸初期に人口が増大し、水不足の市内に上質な水を送るべく計画が実施されました。終点は今の四谷四丁目までの42km 高低差100mの水路を8ヶ月で完成させたそうです。

 この事業を請け負った玉川兄弟の銅像が玉川取水口のそばに在ります、そして川を渡ったところにある羽村郷土博物館に寄りました。上水掘削時の資料や多摩地区の古い農家が移築されており興味深いものがありました。


流れ始めはかなりの水量です

 玉川兄弟
 
  旧農家の居間には囲炉裏があり天井を守るため四六時中火を絶やさないそうですが見学者はとても煙いです。


この二枚の写真カメラや腕が悪いわけではありません。
 美加水上公園を抜けるとお待ちかねの造り酒屋です。

 かなり大きな酒造です。

 手前のブロック塀から黒塀がずーと続きます。

 田村酒造・嘉泉です、文政5年(1822)の創業で、武蔵の国と相模の国の造り酒屋の総取締役だったそうです。
 説明をしてくれたアンちゃんがなかなか上手で結構勉強になりました。

 最後の集合写真です。試飲を済ませて、どうです、みんなの満ち足りた表情、やはり酒は人を和やかにさせますねー(ただし飲み過ぎなければですけどね)   夫々気に入ったお酒を買って帰路につきました。
パナソニック電送社友会 歩こう会 事務局
 
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