第25回歩こう会 三浦半島・神武寺〜鷹取山ハイキング報告書
平成22年最初の「歩こう会」。今回は三浦半島のほぼ中央に位置する「鷹取山」を天台宗の古刹「神武寺」を経由して西側より東側「追浜」に向けて横断のコースを企画。鷹取山は標高139mですが 半島の中央に有るため眺望が素晴らしく またコースが変化に富んだ人気コースの意味が良く理解出来ました。
京急の「神武寺駅」前に13名が定刻に集合。駅前は何も無く 駅員が改札業務とキヨスクの店員を兼ねており これはとても珍しい光景です。
駅前を出発して池子川沿いの国道を進み 中学校入口のバス停を右折して桜並木を進むと 行く手に老人ホーム「せせらぎ」が見えて来ます。
更にうっそうとした樹木の参道を登って行くと 神武寺の入口に出ます。
この薬師堂(本堂)は奈良時代、神亀元年(724年)行基の創建で、その後何度か建て替えられ、江戸時代の再建らしいのですが案内板に(1666年再建と記録されていた)かなり古い寺です。
ここを抜けるとパッと開けたように眼前に鷹取山山頂の展望台が見えて来て まもなく頂上と元気も出て来ました。
頂上一帯が公園になっていて 東西の眺望が素晴らしく 展望台に登り 東側は東京湾と横浜のビル群 海上の船の姿も良く見え 西側は丹沢から富士の姿(雲で見えず)。
この場所は眺望もさることながら 石切場跡のため垂直に切り立った岸壁が沢山あり(明治から昭和に掛けて建築用石材の切り出し場所)晴れた空に突き出た岩山に親不知 後浅間 前浅間などの名称も付いています。これ等の岸壁にはどこも無数のハーケンを打ち込んだ穴が残っており 今日も二三組のパーティーがロッククライミングの訓練中で 岸壁に張付いていました。(旧東方電機の山岳部もここで訓練をしたそうです)
ここで2月の「歩こう会」予定地を話し合い 26回中2度目の企画担当を変えて 東京下町散策と決定 趣の変わった散策がとても楽しみです。
午後の出発は先ほどの岩場の道を南に向って石段を下って行くと 眼前に巨大な弥勤菩薩尊像が見えてきて ここもこのコースの魅力の一つです。この魔崖仏は三十数年前、彫刻家「藤島茂氏」の作。
駅前で次回 2月度の東京下町歴史散策での再会を約して 1時半過ぎに解散。
今回は大人数でしたが 隊列を乱す事も無く 整然と全員がまとまって行動出来て 本当に良かったと思います。