平成30年1月
市橋 淳熙
第13回、「新年のご挨拶」

 社友会の皆様、明けましてお目出度うございます。

 第一回「発足」の記事でも述べさせて貰いましたが、「歩こう会」から分離してカメラ愛好者で始めた勉強会活動を昨年一月より本ホームページで紹介掲載させて貰い毎月「課題」を決めてカメラ技術の勉強と作品作りに取り組んで来ました、

  毎月の実践勉強会も累計で40回を重ね、「課題」も基本的な撮影テクニックも皆さん、ほぼマスターしてきました、本年も12回重ねてきました「課題」もそれぞれ毎月の力作も著しく上達されて来ていますので、本年より、これから続く「課題」も限られた紙面では詳細は説明が困難ですので、更に続けるには各自専門書等で勉強され実践されて行く事に致します、

 今回「第13回」より掲載内容を変へさせて頂き、担当月のメンバーの作品を中心として掲載させて頂き若干のコメントを添付して続けて行こうと思います。
                                 市橋 淳熙

「2017年の課題履歴」 (参考)
 第一回、「発足の挨拶」、  
 第二回、「構図の取り方、露出補正」、
 第三回「ボケと構図」、  
 第四回、「動く脇役と構図」、
 第五回、「シャッター スピードと表現力」 
 第六回。「写真を構成する三つの要素」
 第七回、「被写界深度とボケ味」、 
 第八回、「ホワイトバランスの調整」
 第九回、「光と露出補正」、 
 第十回、「ボケ味の追求」
 第十一回、「日没後の風景の写し方」、
 第十二回、「紅葉を色鮮やかに美しく撮る」

 

第13回、「同好カメラ塾」(2018,1月号)

         当月の担当、 森 浩三 さん

参考作品、及び 目玉作品(6点)森浩三さん撮影)


鎌倉五山、第二位の「円覚寺」仏殿の荘厳な屋根と手前の選仏場の

かやぶき屋根の傾斜角度と紅葉の角度を揃えて枝先までしっかりと構図に入れて

紅葉にピントを合わせて背景のボカシで、晩秋の残り紅葉での寂しさを表現、

構図的のも安定した作品に成っている。

 

威厳のある仏殿を背景に、紅葉の一部を取り入れて安定した構図でまとめた作品、

 

円覚寺の奥、山頂より山奥の名刹を表現、庫裏の屋根がポイントに成っているが

若干「幕の内弁当」(あれもこれも入れた)、だが雰囲気は良く出ている。

 

池の噴水にピント合わせ日の丸として逆光で水の波紋を表現、手前の紅葉をボカして

晩秋の雰囲気を醸しだしている。ひねった構図で面白い。

 

一変して、横浜の黄昏時、真横からの夕日と夕闇迫る空の色、ビルの光と夕焼けを

連想させる、トワイライトタイム、ブレも無く視線を中央のビルの壁面に導いて良く雰囲気が出ている。

 

横浜、山の手の「外交官の家」ライトアップされて異様な雰囲気を出している

空の明るさも若干残っている時間帯で雰囲気を出すにはベストタイム。

 

「参考作品」 5点、   撮影者、市橋 淳熙、

円覚寺、紅葉の隙間に庫裏の屋根を配し銀杏と楓の共演、(葉の色が盛りを過ぎて、残念)

 

構図のサンプル的な「黄金分割」仏殿の傾斜と選仏場の屋根の傾斜紅葉を配して

中央に仏窓を置いてまとめてみた構図サンプル。

 

淋しげな紅葉時期の終わり、晩秋の雰囲気を感じさせる一枚。

 

明月院の茶屋入り口門と落ち葉のぬくもり、赤の番傘で茶屋の雰囲気を想像させる一枚。

 

晩秋の残り紅葉を淋しげに若干の緑と逆光で暗さの出た茶屋の屋根模様を背景に

落ち着いた雰囲気を醸しだした一枚。

 

平成29年最後の「同好カメラ塾」勉強会、北鎌倉周辺を巡りましたが、晩秋の雰囲気をと、

思いましたが、時期的にちょっと遅く、淋しい被写体ばかりで我々メンバーの年齢を良く出していました。

 
平成30年2月号(第14回)担当は、「橋本 唯一 さん」の予定。
 
以前の「同好カメラ塾」
 
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