会員便り

オセアニアクルーズ便り(4)

2018年2月9日
植木 圭二

 

 本日は2月9日、ニージランド手前を航行中です。横浜港を出港して1カ月経ちます。こちらは真夏ですが気温、海水温ともに19℃でそんなに暑くなく快適な洋上生活をしています。

  ■アデレード上陸
訪問の前日まで35℃の猛暑が続いていたそうですが、当日は最高気温29℃でした。
アデレードは南オーストラリア州の州都、人口130万人で中心部はそんなに広くなく歩いてでも回れそうですが、中心部は無料バスが運行しています。
広く綺麗な街並みで、活気もあります。
 
 

 そして植物園、16ヘクタールもある広大なアデレード植物園も無料ながら大変良く整備されています。日本の植物園との違いは広さだけではなく、その見せ方にあるようだ。ここは見せるというよりも色んな植物がたくさんある公園を散歩しているという感覚になります。

 
  ■メルボルン
 メルボルンは歴史のある街で大聖堂や歴史建造物が街の至るところで見られます。高層ビルが建ち並んで、広い緑の公園もたくさんあり、それら3つのコンビネーションが抜群で、それは過去と現代、そして自然が美しく調和していると言えます。
 
 

そして特徴的なのはビル全体の装飾で、高層ビルの外壁が様々にデザインされています。ビルそれも高層ビルの外壁が様々にデザインされていて、色を塗ったという小手先のものではなく設計の段階からどのようにしたら映えるか考えられているようです。

 

 
  そしてここメルボルンも市街循環のトラムも無料です。
 

■タスマニアのホバート上陸
 オーストラリアはどの港でも上陸時に外来種の持ち込みに対して厳しい検疫がありますが、ここタスマニアは特に厳しく手荷物の中を一つ一つ開けさせてチェックされます。
タスマニアはオーストラリア大陸の南にある島で、北海道と同じような緯度、そして島の大きさも北海道の8割程度と似ていますが、人口は遥かに少なく北海道の1/10の約52万人です。
北海道に似ていますが、冬は暖かいので過ごし易く、年間を通して雨量も多いので豊かな多雨林の森に覆われており、屋久島に似ています。

 
 
   マウントフィールズ国立公園で森林散策をしましたが、水が豊富で川が流れ、滝がたくさんあります。ラッセル・フォールズという滝がこの写真です。
森全体がもともと高い木々で覆われていますが、木々はユーカリの一種ということで70mくらいの高木がたくさんあります。森は長い年月をかけて新陳代謝を繰り返しながら成長しているとがわかります。
 
  ■2月5日6日シドニー寄港
初日はシドニーから西へ80kmブルーマウンテンズという場所に行き自然を満喫します。
電車で2時間かけて到着し、まずはランチですが、頼んだのはカンガルーバーガーです。カンガルーの肉をミディアムレアで焼き、ソースを付けて野菜を添えてパンで挟みます。実に美味い仕上がりで、肉は柔らかく臭みもありません。約1500円でした。
 
   ブルーマウンテンズはテーブル状の山々が連なって、その間に谷があり、テーブル状の山々は上の方は岩が見えていますが中腹から下は緑に覆われていて谷と一体化います。だから谷といっても盆地のようにも見え、それはSF映画でよくある超大型の空飛ぶ円盤がすっぽり収まりそうな形をしています。そんな谷と山々が幾重に重なるように遥か彼方まで続いていて、だからブルーマウンテンでななくブルーマウンテンズという複数形の名称なのだと思います。
 
   その谷の左端の岩山の一角が3つの大きな岩の柱に分かれていて、岩の柱といっても一つ一つは20階建ての細いビルのようなものです。この3つの岩を地元ではスリーシスターズと呼んでいます。確かに言われてみれば3姉妹に見えない訳でもありません。
 
  シドニー2日目は街歩きです。ハーバーブリッジ、オペラハウスなど有名なところの街歩きですが、海そして青空とのコントラストが抜群で、あたかも自分たちが自然と建築物との融合いう大きな舞台に立っているかのような錯覚に陥ります。
 
  夜の出航は見事なシドニーの夜景が見送ってくれます。まずは高層ビル群、そしてハーバーブリッジが、最後はオペラハウスの見送り。船だからできる演出だろうと思いながらデッキに出て見送りされる気持ちは格別でした。
 
  以上、オーストラリアのアデレードからシドニーでした。次回はニュージーランドです。
   
 

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