会員便り

中国仏典の旅

平成28年9月
亀田 潔

 

 5月15日〜18日、サンロータス研究所の「法華経の源流を訪ねて」で、洛陽・西安を旅した。八王子グループからは田渕代表と川北氏と亀田が参加した。

 洛陽では後漢時代に創建された中国最古の仏教寺院「白馬寺」と北魏〜唐時代に開削された「龍門石窟」、西安では玄奘三蔵発願の「大雁塔(大悲願寺)」と鳩摩羅什が妙法蓮華経を漢訳した「白馬寺」と「陝西省博物館」を視察した。
前回一人で来た時と違って優秀な現地ガイドがついた今回の旅は快適で、行く先々で必要な情報が提供されて助かった。

 わたしはが初めて海外を旅したのは25年前で、中国の桂林だった。その旅の帰りに上海で「玉佛禅寺」「静安寺」「龍華寺」をまわった。その時は単に時間つぶしだったが、玉佛をありがたがるなど中国人の即物的な仏教理解に驚いたものだ。

 その後、八王子グループの旅で西域のカシュガル・ウルムチ・トルファンや敦煌、大同の「雲岡石窟」を旅し、絵を描いた。個人でもクチャ、ローラン、ホータン、ラサや五台山、寒山寺なども旅した。これらを旅して、この広い中国に約1千年かけて伝播していった仏教の浸透力に思いを馳せた。それにしても数々の石窟の規模の大きさには驚かされた。

 近年では、浙江省天台山に天台智者大師(智)が創建した「国清寺」、道元も訪れた浙江省寧波「天童寺」など日本仏教にとっても馴染みのある寺を訪ねた。現在の伽藍は文化大革命での破壊後に復興再建されたものだが、山中に残る石碑・石塔がその歴史を現在に伝えている。天台宗ゆかりの経巻を探したがあまり見つからなかったのが残念だった。

 次は智の師匠、南岳大師慧思ゆかりの「衡山」に是非行きたいと思っている。

 

          亀田さんの中国仏典の旅の絵画はこちら



 
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