歩こう会

第50回歩こう会「旧東海道・品川宿探訪」 

平成29年2月
倉田 達郎

 去る2月4日(土)の立春に、好天のもと10名が参加。
 第50回目の歩こう会は、前回同様、賀井さんのご案内で、朝10時、京急・北品川駅前を起点に、事前準備の新旧の地図を頂き、京急線と並行する旧東海道・品川宿を南下して、かつて海岸だったという名残の史跡、道標、また多くの寺社を巡り、さらに山手通り・目黒川沿いから、最終御殿山を抜けて品川駅まで、約4時間の散策でした。
 まずは江戸時代に付近に打ち上げられた鯨を供養したという鯨塚や、幕末期の外国軍艦来航に備えた台場砲台跡、王選手ファンだった少年のお墓「ホームラン地蔵」がある海徳寺など、風情ある古い町並みを残す旧東海道周辺を巡りました。

 旧東海道が山手通りと交差する付近に江戸時代、大名や天皇が宿場とした跡地の聖跡公園、品川宿本陣跡があり、山手通りを越え、目黒川にかかる品川橋を渡ると、しばらくして昔ながらのそば屋(宝喜屋)があり、人気スポットなのか正午前にも関わらず満席でしたが、そこで昼食をとりました。安くて美味しい手打ち蕎麦でした。

 また目黒川に戻り、北岸に面する荏原神社を参拝。狭い境内でしたが梅が咲いていると思いきや近づくと早咲きの河津桜らしき桜が見頃を迎えてました。旧東海道を離れ、京急の新馬場駅近くの国道15号(第一京浜)沿いに品川神社へ上る階段があり、その左側の富士塚にも上りました。
 かつては富士が望めたという眺望ですが本日は、都心ビル街を見渡せました。品川神社境内には本殿、神楽殿など文化財も多く、梅も咲き長閑な景観でした。本殿裏には隠れスポットで板垣退助の墓所もありました。

 さらに目黒川沿いの日本ペイント本社敷地内にある明治42年建造のレンガ造りの資料館「明治記念館」を無料見学。
 山手通り方面にある、品川硝子発祥地、細川家墓所(非公開)、徳川家譜代大名の奥平家の菩提寺東海寺や沢庵和尚の墓など巡り、2013年逝去された島倉千代子の墓標では、そこに300回目の墓参という男性ファンと遭遇し、堕胎した子への思いなど秘話も聞くことができました。
 

 山手通りが目黒川を渡る、居木橋付近から御殿山を上り、吉川英治の元屋敷や、原美術館、国内民族間抗争の抗議デモで群がるミャンマー大使館前、御殿山の高級高層マンション敷地内を経由し再び国道15号に出て、終着品川駅に午後2時過ぎにようやく到達でした。

 電送本社からは、直ぐ傍の北品川の狭いエリアですが、誰も歩いたことの無い新旧の史跡、文化遺産など盛り沢山の見所を効率よく、ほとんど休まずに約1万6千歩となり、ややハードでしたが穏やかな日和に恵まれ、第50回にふさわしい充実した歩こう会となりました。

 
アルコール会報告
 

 駅前の居酒屋で反省会(歩こ〜る会)となりました。

 反省会では、かつての役員や上司・先輩の話題に花を咲かせました。また、次回の御花見を兼ねた歩こう会の日時、場所も内定しました。

 賀井さんには今回も懇切丁寧な道案内をして頂き、大変感謝しております。

 
 
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